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Marché aux Puces 初心者のための蚤の市ガイド Vol.2

2016.06.21

初心者のための蚤の市ガイド

1.

それでも見つけたい、掘り出し物

前回の蚤の市ガイドvol.1で、「最近では有名アイテムを格安で見つけるのは難しくなってきた」と書きましたが、それでも蚤の市を楽しむためのコツというのはいくつかあります。これから初めての蚤の市に向かう方には役に立つかもしれないテクニックをお教えします!

2.

お目当ての物を心に決める

憧れの蚤の市、いざ会場に向かってみるとたくさんのブースがずらりと並び、どこから見て回ろうかとはやる気持ちを抑えながらキョロキョロ。特に初めて行くフランスの蚤の市では、雑誌で見たあのオブジェがある!日本で買うよりもずっと安いわ!と興奮状態でつい衝動買いをしてしまいがちです。予算に限りがないのであれば思いつくままに買いまくるというのも良いかもしれませんが、後になって「やっぱりこんなもの買わなければよかった…」と後悔してしまってはせっかくの蚤の市も楽しくありません。目移りしながらも本当に欲しい物をしっかり手に入れるために、あらかじめ買い物リストを作っておくことは蚤の市でも有効な技といえます。
今日はカフェオレボウルを買う日、と決めたらひたすらあちこちのブースに置かれたカフェオレボウルに目を凝らしていると、ピンとくる一品に出会える確率も高くなるはずです。

蚤の市を見て回る人々蚤の市のカフェオレボウル

蚤の市のブース

3.

値付けは自分の価値観で

お目当ての物を無事見つけても、それが50ユーロ、100ユーロと言われたらうーんと唸ってしまうもの。一般の小売店と違ってアンティークディーラーたちが自由に値付けをしている蚤の市では、同じようなアイテムでもブースによって価格がバラバラということもあります。目の前のアイテムに一体いくらの価値があるのか悩んでしまった時に、はたしてこれは相場より安いのか?高いのか?と自問自答してみる…そういう判断基準もあるとは思いますが、最も優先すべきは自分がこの商品にいくらなら出してもいいのかというシンプルな判断ではないでしょうか。たとえ素敵な物を見つけたとしても、予算は30ユーロまで!と決めていたら、そのお品の姿を心のアルバムに残してそっとブースを去る…そういうことを繰り返しているうちに、ある日とうとう見た目も値段も理想にピッタリのアイテムに出会った時の感慨はいっそう深いものとなってくれるのです。

4.

隅の隅まで忘れずに

フランスの蚤の市と日本の蚤の市の大きな違いは、その国民性から来る(?)几帳面さではないかと思うことがしばしば。きちんと整えられ、計算されたディスプレイで隙なくお洒落な日本の蚤の市とは違って、フランスの、特に野外で行われる蚤の市はゆるーい雰囲気が漂っています。朝は遅刻してきてのろのろとお店を開き始めるディーラーがいたり、昼が近くなれば仲間同士でテーブルを囲んでワイン片手にトランプをしていたり。そんなほのぼのした蚤の市では商品もきちんと全てが並べられていないことがよくあります。欲しい物に近いアイテムを見つけたブースでは、ディーラーさんに「他のサイズはありませんか?」「これの黒が欲しいんですけど」などと聞いてみると、ストック用の段ボールに入れっぱなしにしていた物を出してきてくれることもあります。話しかける勇気はないし…という場合には、机の下にぞんざいに放ってある段ボールをそっとチェックしてみたりすると、何か良い出会いがあるかもしれません。

蚤の市のテーブル


―今後も蚤の市にまつわるコラムを掲載予定ですのでお楽しみに!

パリの大通りを走る車