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Marché aux Puces 初心者のための蚤の市ガイド Vol.1

2016.05.01

初心者のための蚤の市ガイド

1.

パリでおすすめの蚤の市

フランス旅行、パリ滞在のついでに蚤の市を覗いてみたい。そんな方に一番おすすめなのは観光スポットとしても有名なヴァンヴの蚤の市です。メトロでアクセスしやすく、出店者たちも観光客慣れしているため英語で話してくれる人も多いですし、売り物の値段も高めなぶん質の良い商品が揃っています。

郊外線RERで行く地方の蚤の市も旅行気分で楽しいのですが、いかんせんフランスの鉄道は故障が多く、あるはずの帰りの電車が突然なくなってしまったりということもありますので、ストレスなく行かれるという点でもパリ市内の蚤の市はおすすめです。

2.

蚤の市のマナー

フランスではブティックや小売店に入る時、お客さん側から「ボンジュール(こんにちは)」と挨拶をするのが常識とされています。店員さんに声を掛けられることに慣れている日本人からすると照れくさいように感じるかもしれませんが、何も言わず黙ってお店に入ったり、ましてや店員に挨拶されても無視したり、というのは非常に感じが悪いと思われてしまいます。店主とのやり取りが基本の蚤の市でも、まずはひとこと挨拶をして、触っていいですか?写真を撮ってもいいですか?ときちんと聞くことで、お互いに気持ち良く買い物をすることができます。たとえジェスチャーでもカタコトのフランス語や英語でも気持ちはじゅうぶんに伝わりますので、コミュニケーションも蚤の市の一部と思って楽しんでみましょう!

蚤の市の手芸用品コーナー蚤の市のお花屋さん

アンティークのテディベア

3.

掘り出し物を探すには

有名ブランドのお皿を格安で見つけたい、雑誌に載っていたアイテムと同じ物を安く手に入れたい…そういった願いを叶えるのは、なかなか難しくなってきてしまいました。最近はフランス国内でもアンティークブームが盛り上がってきたことや、ネットの発達で情報を共有しやすくなったことなどから、誰もが欲しがるアンティーク雑貨はどこでもそれなりの値段で取引されています。特にコレクション専門で収集している出店者などは商品の価値を良く知っているため、なかなか安くは売ってくれません。それでも掘り出し物にチャレンジするなら、アンティーク専門業者ではなく、地面いっぱいにダンボール箱を並べているリサイクル業者のストールを探してみては。彼らは引越しの不用品や遺品整理などで出たガラクタをいっせいに販売しているので、一般的に価値が知られていないアイテムであれば相場よりもずっと安く手に入れられることもあります。ごちゃごちゃに物が詰まったダンボールの中をひっくり返すのには手間と時間がかかるものの、もしかすると驚きの出会いがあるかもしれません。

4.

とにかくまけて!はルール違反

旅行ガイドブックには「蚤の市では値引き交渉を楽しもう」「売主の言い値で買わずに値切りましょう」と書かれているのをよく見かけますが、そもそもフランスの蚤の市で本来の値段に何倍も吹っかけているような品物はほとんどありません。売主も適正価格で販売していることが多いので、強引に値引きを要求したりすると店主の機嫌を損ねて交渉決裂となってしまうことも。もし相場の価格をよく知っている物で、「25ユーロは高いな、本当は20ユーロ位じゃないかな?」と分かるのであれば交渉してみる価値もありますし、7ユーロの物をまとめて3つ買うから20ユーロにして!といった値引きであれば快く受け入れられる可能性が高いです。大量生産・叩き売りのお店とは違って、店主たちがこつこつと集めたこだわりの商品を売っている蚤の市ですから、大事なコレクションを譲ってもらっているという感謝の気持ちを忘れないでいましょう。

蚤の市のテーブル


―次回「初心者のための蚤の市ガイド Vol.2」もお楽しみに!

パリの大通りを走る車