Column

Voyage à Paris 行かなくても楽しめるパリ観光 9月のパリ

2016.09.01

パリのカフェでお喋りするカップル

四季折々に異なった魅力を見せるパリの街角から、 今月の風景をお届けします。

9月のパリは暦の上では秋の始まりでありながらも、まだまだ夏の名残がそこかしこに感じられる季節。商店街のお肉屋さん、チーズ屋さんなどヴァカンスの間はシャッターが閉まっていたお店も、少しずつ通常営業に戻っていきます。それでもまだまだ仕事は本調子ではないとばかり、夏休みボケを引きずるかのようにのんびりぼんやりとお客の相手をする姿はさすがのフランスといったところ。馴染みの常連客とは、「今年のヴァカンスはどう過ごしたの?」と夏の思い出話に花が咲きます。



パリのマルシェに並ぶきのこ



そしてパリジャン・パリジェンヌたちは今年最後の太陽の恵みを享受するために、冷たい風が吹き始めるのを気にもせず、せっせと陽の当たるカフェのテラス席に繰り出します。一日の中でも晴れたり降ったり、お天気が変わりやすいパリにおいて秋は比較的安定した気候で、カラッと晴れた秋空の美しさはそれだけで気分が弾むものです。



パリのマルシェの風景



夏休み中はガラガラだったマルシェ(屋外市場)にも活気が戻り、セップ茸やアンズ茸など、この季節しか食べることができない山の幸がずらりと並びます。もともと露地ものが多く四季折々の移り変わりが感じられるマルシェの野菜たちは、秋になると山で採られた野生のきのこや、猟で仕留められた獣の肉(ジビエ)、大小さまざまなカボチャなどがずらりと並び、食欲の秋を満喫するにはもってこいのシーズン開幕です。


―次回「10月のパリ」もお楽しみに!

パリの大通りを走る車